・・・私はいじめられっ子でした・・・

私は今でこそ武芸に於いて多少遣うようになりましたが
小学校4年生から中学校3年生ぐらいまではよくいじめられていました。

小学4年生:
転校していきなり番長にぼこぼこにされました・・・
小学5年生:
クラス全員で担任に反逆する時に自分だけ参加しなかったので・・・
小学6年生:
根も葉もない噂で反論の余地もなしにいじめられました・・・
中学1年生:
不良女子生徒と口論後、色気づき始めた男子は誰も助けてくれず、孤立・・・
中学2年生:
体育会系中学ではプラモデル好きだった仲間は狼の群れに放り込まれた羊でした・・・
中学3年生:
いじめに遭っていた級友をかばったらいじめに遭いました・・・

 

 

高校になって武芸を始めると、少数派であることには変わりありませんでしたが、別段いじめられることもなく、ようやく普通に暮らすことが出来ました。もちろん拳にものを言わせた訳ではありませんが・・・。

このように振り返ってみると、大して実力もないくせに正義の味方ぶっていたところに原因があったようです。実力相応の態度を示すべきでした・・・。6年生の時が一番苛烈でした。本当に登校拒否の一歩手前だった気がします。

しかし丁度ガンダムが大流行した時期だったので、学校ではいじめに参加していた人が人目を忍んでプラモデルが得意だった私の家に遊びに来ていました。嬉しいと思った反面、世の中にはこんな卑屈な人間が多いんだなと肌で実感したものでした。

 

 

いじめはいつの世でも陰険で陰湿で苛烈です。 時には大の大人でもたじろぐほどです。 しかし陰で助けたいと思っている友は必ずいるものですし、分かってくれる大人も必ずいます。

自殺を選んだり自暴自棄になるという選択は問題解決ではなく 問題そのものを放棄することです。 6年間もいじめに遭ってきた私は人間の本質に潜むダークな部分を知ることが出来ました。

知ると怖さが半減します。勇気が持てます。 暗闇でものに触れるには恐怖がありますが、それが何なのかを知れば怖さがなくなるのと同じです。

そして残りの半分は色々な形で埋め合わせます。人によっては学業だったりスポーツだったり。そもそもいじめの根拠自体が風になびく程度ですから、いじめの本質を知って得意な方面で努力すればかなり軽減できること請け合いです。

誰とでも仲良くする、というのがいいのかどうか分かりません。
私にはそれは出来ませんでした。誰とでも仲良くすると言うことは自分の主義主張にある程度妥協しなければならないからです。誰とでも仲良くでき、かつ自分の主義主張を通せる人もいますが、かつての私はそこまで器用ではなかったようでした。
一番手っ取り早く「強くなる」ことを選んでしまいました。そういう意味で人徳のある人や器用な人気が利く人や機転の利く人をうらやましく思います。

 

 

何を悩むかは問題ではありません。
あなたは何をすべきかが問題なのです。
あなたが本気で行動に移し、答えを求めたとき、
機が至ればそこには必ず道が拓け、
生涯の師が待ち受けています。

それはあなただけの道です。
その時まで多少気持ちを楽にして忍耐力を持って下さい。

私の道場にある道場訓に曰く
「忍耐は先ず一服の間とぞ知れ」


あなただけの道がありますように。

平成21年12月14日 不動庵 碧洲齋